主人公ルパン三世を翻弄し続ける女性『峰不二子』。お金や宝石が大好きでその為なら他人を利用し平気で裏切ることもできる悪女の一面もまた魅力です。
高度な技術を持ち、メカにも詳しく、ワイルドな性格で、大型バイクも軽々と乗りこなす。女性ライダーの憧れの的になっています。
そんな峰不二子は『ハーレーダビットソン』を好んでいた傾向があります。どんなバイクに乗っていたんでしょうかね、さっそく見ていきましょう。
峰不二子には、自分の美しさや才能を生かし、男性に媚びを売ることもなく、どんな状況でも柔軟に生き抜く強さがあります。
そこに多くの女性が憧れを抱き、また世の男性を虜にしています。不二子がハーレーにまたがることの意味は、男性に引けをとらず、たくましく、そして自由に生きていく女性のシンボルとして、多くの女性の勇気を与えたことにあるのではないでしょうか。
「女の子に、バイクは危なすぎる!」「バイクには絶対に乗らせない!」と家族やパートナーから反対されてバイクを諦めた女性も大勢いるはずです。
それでもバイクに乗りたい気持ちは、男も女もきっと同じはずです。そんな中、バイクに跨り大胆に駆け抜けて行く不二子は誰にとってもかっこいい大人です。大胆でスタイリッシュ、容姿端麗で頭脳明晰、峰不二子はまさに抑圧された人にとっての救世主だったのかもしれません。
アニメではレザースーツをまといハーレーにまたがり、カッコ良く乗りこなすシーンが数多く見られます。その代表的なシーンで峰不二子が乗っているのがハーレーダビットソンです。
TVアニメのエンディングにバイクで走り抜けるシーンがあります。そこで登場するのは、ハーレーダビッドソン『WLA』です。
WLがベース車両となり第二次世界大戦時に軍事用に生産されたモデルです。少量生産だったのが戦争の激化にともない需要が高まり戦時中に約90,000が製造されました。
いまでは博物館で保管されるほど貴重な車両ですが、2017年にSOFTAIL SLIM Sという類似の車両がリリースされています。マットなミリタリーカラーで、スリムにまとまったかっこいいソフテイルです。
『カリオストロの城』で峰不二子がバイクに乗っていたバイクが印象的で注目されていていました。どうやらトライアンフのボンネビルのようです。後部両サイドにはポケットを取り付けており、ラストシーンでは偽札の原版を入れていました。
現代のトライアンフのボンネビルもあるので、峰不二子ファンはこのバイクを選択肢に入れてもよいですね。
昔はハイドラグライド、現在はウルトラかストリートグライドと言うように、その時代によって乗るバイクが変わってきているようです。
ハーレーダビッドソンのハイドラグライドは1949年に登場した初めてフロントにテレスコピック式油圧サスペンションを装備したモデルです。現代では希少なバイクです。
ハーレーダビッドソンのウルトラは1994年にリリースされて以来ツーリングクルーザーとしてハーレー乗りの憧れとなってきました。ハーレーの中でもトップクラスの重量とサイズがあるので女性が乗りこなすには難易度の高いバイクと言えます。
ストリートグライドは1984年にリリース。その名の通り、街中でもスムーズで爽快な走りを彷彿とさせるフォルム。街乗りでもグイグイ、スイスイいけるビッグバイクの代表格とも言えます。
その他にも『峰不二子』が乗っている愛車の一つと言われているのがソフテイルです。ソフテイルは1984年に初代が登場し、本物のアメリカンバイクを目指したスタイルにもこだわった美しい車両です。日本でも最も人気のある車種です。
クラシカルな雰囲気のFL系とカスタムなFX系に分かれ、サスペンションが見えないように取り付けたリジット風(サスペンションがない状態)のスタイルを採用し、このスタイルをソフト・テイルと呼び、その呼称をもじってソフテイルと呼ばれています。
ハーレーダビットソンは重量級バイクがほとんど。それでも峰不二子は力強く颯爽と乗りこなしています。実際に女性が乗りこなすには、難易度も高くライディングスキルも求められます。その一方でハーレーのようなアメリカンタイプであれば、シートが低く足つきの良いことも女性に選ばれる理由の一つです。だからこそ夢を諦めずに乗りたいバイクを乗りこなすためのライディングスキルをしっかり磨いておきましょう。
ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法~ハーレー・アメリカンバイク編~ハーレーのハイドラグライド、ストリートグライドを探すもよし、またトラインアフのボンネビルもいいですよね。
一方で、旧いバイクとなるとメンテナンスの手間と費用、また車両自体が希少になるため高額です。そうなるとハードルも高くなってしまいます。
またツーリングモデルはハーレーの中でも特に重量のあるもので初心者の女性には取り回しが難しいと言われています。
だからといって諦めるのも、筆者は違うと考えています。どうしたら乗れるようになるのか?これを考えたときに、いろいろな選択肢はあると思います。
全く同じでなくとも、現行の類似モデルを選ぶことで年式の高い安心できるバイクの選択肢ができます。Harley-Davidson Softail Slim SやトライアンフのボンネビルT100も十分に不二子の嗜好性を備えているので存分に不二子の世界観を楽しむことができます。
もしまだ大型免許を取得していなければ、ハーレーが教習車になっている教習場も多く存在しています。ハーレーで練習していれば購入後も自信を持って走行を楽しめるでしょう。
ツーリングで一目置かれるライディングテクニック習得法~ハーレー・アメリカンバイク編~あのルパンでさえも不二子にどれだけ宝石をつかませても手に入れることができなかった超いい女、『峰不二子』。そんな彼女はバイク転がして自由に生きています。
バイクに乗るにはまずバイクの免許取得がスタートになります。「バイクに乗れる免許がある」それだけでも誇らしく思えるものです。夢を諦めずに、ぜひチャレンジしてみてください。