「初めてのハーレーで乗りやすい車種はどれなんだろう」
「初心者には新車と中古車どっちがいいんだろう」
「中古車の価格は魅力だけど故障やトラブルが心配」
「やっぱりハーレーを買うなら正規ディラーが安心なんだろうか」
こうした様々な不安や疑問があると思います。
例えば、ハーレーといえば高額なイメージがある通り、新車価格では250〜300万円のバイクが当たり前に並んでいます。また、表示価格と乗り出し価格が異なる場合も多く、予想外の出費になることもあります。
どの車種にしようか、どこのショップで購入しようか迷ってしまいますよね。 また、費用を抑えて中古バイクでハーレーデビューを検討される方は、購入後の故障の心配があり、結局、整備や修理費用で新車並みの費用がかかってしまう場合もあるため、新車、中古車の判断と車両選びが難しくて困っていると思います。
では、ハーレーの購入で失敗しないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか? 重要なポイントは、
この4つになります。 今回はハーレー初心者の方でもわかるように、こうした購入前の不安を解消する方法を詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後まで目をとしていただき理想のハーレーライフをスタートさせましょう!
ハーレーは毎年NEWモデルがリリースされているため、年式やモデルを選ぶにはコツがあります。まずは車種選びのポイントについて紹介していきます。
全国各地にハーレーのディーラーショップがあります。ディーラーに行けば最新モデルはもちろん、中古車両もそろっていますので、車種選びには最適です。
下見だけでも大丈夫ですので気軽に足を運んでみましょう。ショップスタッフとの会話も車種選びの参考になりますし、なにより実際に車両を目にすれば購入後のハーレーライフがイメージしやすくなるでしょう。
ディーラーでいくつか気に入ったモデルを見つけたら、購入前に情報収拾をしましょう。 また、いきなりディーラーに行くことをためらう場合には、まずはネットや雑誌などから情報収拾してみるといいでしょう。
中古のハーレーであればディーラー以外でも取り扱いがあります。大型バイクショップやハーレーカスタム専門のショップなどでも多くのモデルに触れることができます。
特にカスタムされたハーレーに興味がある場合には、カスタムショップがおすすめです。ディーラーでもカスタムの相談は可能ですが、正規ディーラーでは法定外のマフラーやパーツの取り付けを行うことはできないからです。
例えば、スポーツマフラーなどサーキット走行に適したマフラーを取り付ける場合には、カスタムショップが頼りになるケースが多くあります。
新車を選ぶとしたらコレ、中古を買うとしたらコレ、という具合に選択肢を徐々に絞って行きます。新車と中古車の両方を確認して、価格、保証、維持費などを比較しましょう。
ハーレーディーラーでは『試乗車』が用意されています。ヘルメットやグローブ、ジャケットの用意がなくてもお店が貸してくれますので、大型免許さえあれば何台でも試乗することができます。
その他、ハーレーは全国で『試乗会』も展開しています。こちらは、まだ免許がない人でもハーレー体験をすることができますので、教習所に通いながらハーレー探しも同時に進めていきましょう。
https://youtu.be/b8SnS-ikD2k
ただし、試乗車や試乗会で触れることのできる時間は短時間です。動画でも紹介していますが、会場を借りての試乗会は1回の試乗で1分程度しか乗れないので雰囲気を味わう程度になります。それでも全く乗らないよりも参考になるので、ぜひ積極的に参加してみてはいかがでしょうか?
また、しっくりと乗りたい場合はレンタルバイクで気になるハーレーを借りて1日ツーリングをしてみるのも良いでしょう。1日ツーリングをして判断すれば、買った後に後悔する心配もありません。ハーレーに限らずですが、大型バイクは値段も高くなるのでレンタルバイクはおすすめです。
貸出区分 | 4時間 | 8時間 | 24時間 | 以降24時間毎 | 延長1時間毎 |
---|---|---|---|---|---|
P-4クラス | ¥11,200 | ¥12,400 | ¥15,500 | ¥10,800 | ¥1,600 |
P-5クラス | ¥13,400 | ¥14,900 | ¥18,600 | ¥13,000 | ¥2,100 |
P-6クラス | ¥15,600 | ¥17,300 | ¥21,600 | ¥15,200 | ¥2,100 |
P-7クラス | ¥18,600 | ¥20,600 | ¥25,800 | ¥18,000 | ¥2,600 |
P-8クラス | ¥21,500 | ¥23,900 | ¥29,900 | ¥20,900 | ¥3,100 |
P-4クラス | ストリート(ストリート750、ストリート ロッド) |
---|---|
P-5クラス | スポーツスター(アイアン883、スーパーローXL883L、フォーティーエイト |
P-6クラス | スポーツスター(ロードスター) ソフテイル(ストリート ボブ) |
P7クラス | ダイナ(ローライダー) ソフテイル(スポーツグライド、ソフテイルスリム、ファットボーイ、ブレイクアウト、ヘリテイジクラシック、ローライダー) |
P8クラス | ツーリング(ウルトラリミテッド、ストリートグライド、ウトリートグライドスペシャル、ロードキング、ロードキングスペシャル) |
バイク車両以外にもヘルメットやグローブのレンタルや車両保険への加入も可能となっていますので、気軽に相談してみましょう。 また、ハーレディーラー以外にも全国のバイクショップでレンタルを行なっています。ハーレー選びの際にはレンタル実施の有無も確認してみるといいでしょう。
いろいろなお店を見て行く中で、相性のいいショップがきっと見つかるはずです。バイク選びもさることながら、ショップ選びもとても重要なポイントです。なぜなら、今後のメンテナンスやカスタムでもお付き合いが続くからです。
ショップと相性が合わず十分なメンテナンスができなかったり、そもそもバイクが嫌になってしまったりと、トラブルでハーレーを降りてしまう方もいるようです。メンテナンスの技術まで見極めるのは難しいですが、正規ディーラーはやはり安心感はあります。
また、ショップ主催のツーリングやイベントなども開催されていますので、ハーレーライフの楽しみ方の幅が広がります。
ハーレー選びの際には、「車両価格」と「乗り出し価格」の違いに注意しましょう。 乗り出し価格とは、本体価格とは別に発生する金額を合算した価格です。新車の場合と中古車の場合の乗り出し価格について解説します。
新車購入の場合は、販売手数料、法定手数料などの諸費用が本体価格に加算されます。
新車として、メーカーからショップに届くバイクは、バッテリー取り付け、各部品の締め付け、そのほか作動確認など整備作業もあります。また公道を走らせるためにはナンバーが必要で、それにかかる登録手続きなども必要になります。
自動車重量税、自賠責保険、など最低限の諸経費はかかるものと認識しておきましょう。 ただし、新車の場合は直後の車検の必要がないためその分の費用はかかりません。乗り出しから3年間は車検なしで乗れる安心感はあります。
一方、中古車の乗り出し価格は、本体価格に思っていた以上に費用が上乗せになることがあります。その大きな理由の一つに車検の有無があります。 中古バイクの中にも車検が残っていることがありますが、車検が残っていないバイクも多いですので、その費用は想定しておくと良いでしょう。
ただし、お店によっては車検相当分のカスタムパーツをサービスしてくれるなど、何かしらでサービスをしてくれることもあるようです。その辺りの対応の確認も含めて各ショップを巡ってみましょう。
ちなみに、車検に通すために場合によっては多くの交換パーツも必要で、費用が大きくなる可能性もあります。
例えば、150万円のスポーツスターを購入するとしたら、おおよそ次のような予算イメージになります。
諸費用合計は約7万円〜となります。車検に必要なパーツ代や整備費はここからさらに加算されることになります。
購入するハーレーが決まったら次の必要書類を準備しましょう。
中古車を購入するときには、前オーナーの使用状況や経年劣化に注意する必要があります。特に、経年劣化はどの車両にも見られるため、修理や交換が必要になりますので注意しましょう。
中古車を購入するときには、次の10個のポイントを確認しましょう。
キズは中古車にはつきものですが、どのような部分にキズがついているのか?直せそうなキズなのか?許せる範囲のキズであるのか確認しましょう。タンク、フェンダー、車体の底側、立ちごけキズなどなど、多くのキズが中古車にはあります。
見た目的に許せるかどうかの判断はもちろんですが、そのキズがどのように付いてしまったか、という視点も重要です。例えば、何度も立ちゴケをしている車体であれば、単なるキズだけに止まらない損傷もあるかもしれません。
気になるキズについてショップに説明を求めたときに、誠意を持って答えてくれるか、というのも今後のお付き合いに関わる点ですね。
ブレーキは消耗品ですので、いつかは交換しなければなりません。中古の場合はすでに消耗している状態ですが、その消耗具合はどの程度かしっかりと確認するようにしましょう。
ディスクローター、プレーキパッドなどが主な交換パーツです。
次に交換する時期がどのくらいで来るか、大体でも目処が立つはずですのでスタッフに確認するようにしましょう。
よくあるのはシール部からのオイル漏れです。事故車であれば歪んでいることもあります。また左右の硬さが違うとなれば、毎回のコーナーで違和感も感じるでしょう。乗り心地や走りを大きく左右するパーツのため、シールやフォークオイルの交換は視野にいれておきましょう。
スイングアームに大きな傷やダメージがある場合、交換費用や工賃というのはどうしても高額になってしまいます。修理してまで乗りたい車両かどうかも見極めが必要です。
純正ペイントでない場合など、派手に転倒したときに凹んだ傷をパテなどで修正した可能性があります。純正ペイントであっても、気になるキズがある場合には修正ペイントの費用も検討しなくてはなりません。 また、タンク内側にも注意が必要です。特に、タンク内にサビがある場合には修理、または交換をおすすめします。
例えば、ヘッドライト、テールランプ、ウィンカー全てが点灯していたとしても、ナンバー灯が点灯していなければ整備不良の対象です。 また車検に適合しているかどうかも重要なポイントです。車検と通すには、適合パーツの取り付けが必要となります。
ハーレーのドライブベルトは非常に頑丈にできているとは言え、消耗品でもあります。欠け、ひび割れ、穴などがある場合には交換が必要です。 ハーレーのベルト交換となる基準は設けられていません。10万キロ走っても切れないこともあれば、砂利を挟んだことで突然切れてしまうケースもありますので、車両の状況に合わせた整備が必要です。
タイヤも消耗パーツの一つです。ブレイクアウトなどに見られるワイドタイヤなど、種類によっては交換も安くはありません。タイヤの減り具合をみて交換の必要性を判断しましょう。
エンジンはとても重要な部分です。オイル漏れや異音がある場合はバイクが走行できなくなってしまったり、場合によってはオーバーホール、つまりエンジンをバラして内部にこべりついたカーボンを取り除いたりするエンジン内大掃除など大掛かりな修理となれば費用も上乗せとなってしまいます。
中古車両におけるカスタムパーツは、車検非対応の場合もあります。車検に通す際には適合パーツを取り付ける必要があるため、その分パーツ代と交換工賃も発生することになります。 車検に適合しているか否か、ショップの方にしっかりと事前確認をとっておきましょう。
中古でハーレーを買う場合、正規ディーラーの認定中古車か、中古ショップの中古車を購入するかでもその対応は大きく異なります。
正規ディーラーの場合、当然正規ディーラーというだけあってハーレーを専門に扱っているメカニックが整備を行っているので、上記の10個の注意点の中でも整備すべきところはディーラーの責任としてしっかりと整備された状態で販売されます。その点は正規ディーラーは安心できるところです。
一方で中古ショップの場合、ハーレーに詳しくないメカニックの場合はしっかりとしたメンテナンスができないことも多く、故障の際に対応ができないと言われてしまうことも多々あります。
ハーレーに限らず輸入車の場合は中古ショップでは対応してもらえずお店を自力で探さなければならない手間がかかってしまいます。
このような違いもあるので、多少値段が高くても安心を重視したい場合は正規ディーラーで購入することをおすすめします。
初めてのバイクがハーレーとなれば、車両選びは慎重になると思います。後悔しないためには、今回お伝えしてきたポイントに注意するようにしましょう。 まずは乗りたい車種を選ぶこと、そして信頼できるショップを見つけることです。
ショップの良し悪しはネット上の評判だけではなく、実際に足を運んでショップ店員との相性だったり、対応だったりを直接見極めることがポイントです。
また、中古車を購入する際には価格だけではなく、乗り出した後のトラブルを避けるためにもお伝えしてきたような10個の確認ポイントと購入するお店に注意しましょう。 理想のハーレーライフを始めるためにも、まずはお近くのハーレーショップに足を運んでみてください!