沖縄のツーリングは、他県のツーリングと違い陸路で沖縄入りできないところが難点で、沖縄をツーリングするならばレンタルバイクが一般的になると思います。
レンタルが主流になるためか、本州よりもレンタルの相場が安くなっていることもあり、例えばハーレーは本州よりも安くレンタルすることができます。
基本的に車社会ということもあり、それぞれのスポットには基本的に駐車場もあるので、実はツーリングしやすい県でもあります!
今回は、沖縄ツーリングプランの立て方のポイントから定番の名所・絶景・グルメスポットやおすすめのコースを紹介します。
沖縄は、ソーキそば、ステーキ(肉系)、うちなー料理(沖縄料理)など、意外とグルメでも楽しめる場所です。それ以外にも、本州から進出してこだわりのお店を沖縄で開く人も多いようで、かつての沖縄とは違った色も感じるようになりました。
とはいえ、まずは定番から。沖縄感を感じられる定番グルメを紹介します。
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アメリカのハンバーガーショップを思わせる佇まいで、ファーストフード店ながら沖縄の雰囲気を楽しめるのがA&Wです。沖縄では一般的なスーパーでも売られている「ルートビア」という独特の味をしたソフトドリンクが、店内で注文すれば飲み放題というのも驚きです。
ちなみに、「名護店」は沖縄北部の定番ツーリングスポットとしてライダーに人気で、「牧港店」はインスタ映えスポットとして人気です。
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沖縄で初めてできたドライブインレストランです。24時間営業なので昔からライダーだけでなくドライブの休憩スポットとして人気があります。イートインもできますが、ライダーの間ではここでスープとハンバーガーをテイクアウトし、バイク談義をしながら食べるのが定番です。
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住所:沖縄県恩納村仲泊885
電話;098-964-2272
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地元では通称「キンタコ」と呼ばれています。もちろん本場のタコスも食べることが出来ますが、ほとんどがタコライスを目当てに訪れます。米軍基地が目の前にあることもあり、外国人客の姿も多いです。
住所:国頭群金武町字金武4244-4
電話;090-1947-1684
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沖縄のデカ盛り食堂といえば、波止場食堂の名前が必ず上位に上がります。どんなメニューを頼んでも必ずデカ盛りになります。
住所:沖縄県国頭郡国頭村辺土名186
電話;0980-41-2551
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沖縄そばのデカ盛り定番のお店といえば、前田食堂です。特に麺の姿が見えないほど肉野菜炒めが山盛りにされた「肉そば」は、ライダーの間でも人気のメニューです。
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波985
電話;0980-44-2025
ステーキハウスの老舗といえば、ジャッキーステーキです。1953年創業の老舗ステーキハウスで、テンダーローインステーキは肉厚でジューシー!酒の締めにステーキを食べる習慣がある沖縄では、ステーキハウスも深夜まで営業しています。ちなみに、プロ野球選手が沖縄で自主トレする際に訪れるお店としても有名です。
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住所:沖縄県那覇市西1-7-3
電話;098-868-2408
絶景スポットは、やはり「海」が中心になります。海をバックにバイクがインスタ映えするスポットが多くありますが、その中でも5つピックアップしました。
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ハートロックがある古宇利島の絶景スポットです。ここから見る夕日は、沖縄の海を見慣れている地元のライダーの間でも人気があります。
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2
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バイクでは入ることは出来ませんが、昔から「神さまと暮らす集落」といわれていて美しいフクギ並木は絶景スポットになっています。レンタル自転車で回るのがおすすめです。
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬389
電話:0980-47-3641
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その昔、琉球の王様がこの地を訪れて「一万人が座ることが出来る場所」といったことが名称の由来となっています。エメラルドグリーンの海と象の鼻のような岩が特徴です。
住所:沖縄県国頭郡恩納村恩納2767
電話:098-966-8080
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本島最北端の岬です。すぐ近くには巨大なヤンバルクイナの形をした展望台もあります。この場所から見る日の出は絶景です。
住所:沖縄県国頭郡国頭村辺戸
電話:0980-41-2622
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世界遺産に登録されているグスク群の1つです。桜の名所としても有名で、1月下旬ごろから見頃を迎える沖縄でも絶景の桜が見られるとして有名です。
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
電話:0980-56-4400
まずは、自分でツーリングプランを立てることに慣れている人向けに、名所、絶景、グルメでおすすめのスポットを紹介します。紹介するスポットは近接している訳ではないので、気になるスポットを選んでプランを立ててみてください!
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海の中を爽快に走り抜けることが出来る定番のルートです。海中道路の先は県道10号線となっており、終点は美しいビーチで有名な伊計島があります。昼間は潮風に吹かれて開放的な気分が味わえますが、夕日が美しいことでも有名なので夕方から夜にかけてのツーリングの定番コースでもあります。
沖縄県うるま市
電話:098-978-8830
沖縄で唯一ワインディングが楽しめるロングコースなのが通称「東海岸」と呼ばれる県道70号線です。ただひたすらヤンバルと呼ばれる原生林の中を走り抜けるだけなのですが、とにかくタイトなコーナーが連続するハードなコースです。
交通量も少なく、基本的に信号もありません。集落も転々とあるだけなので、「とにかく腕を磨きたいライダー」が県内各所から集まってきます。かなりのテクニックが必要な中級者向けコースです。
住所:沖縄県名護市~国頭村
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知念半島を見下ろす山の上から海に向かって続く反ループ橋です。天気の良い時には橋の上から神の島といわれる「久高島」が見えます。緩やかなカーブがありますが、道幅が広いのでのんびりと走りたい時に定番のスポットです。
住所:沖縄県南城市知念吉富
電話:098-917-5387
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古宇利大橋に向かう途中にあります。のどかな山間を一直線に進むショートコースです。要所ごとに展望台があり、そこからの眺望は最高です。交通量は少ないのですが外国人観光客が運転するレンタカーが多く、かなり注意が必要です。
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村天底
電話:0980-56-1057
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走り抜けると音楽が聞こえてくる仕掛けがあるのが、メロディーロードです。走っていると突如音楽が聞こえてくるので、初めて通るとかなりビックリします。ちょっとした息抜きスポットとして地元ライダーの間ではかなり有名です。
住所:沖縄県名護市二見
沖縄で温泉のイメージはないかもしれませんが、探せばいくつか温泉があります。ツーリング目的地のメインになることはないかもしれませんが、長期滞在を検討している方は知っておいて損はないでしょう。
温泉まではいかなくても、ライダーにとって足湯は定番スポットなので、沖縄でも足湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は2件紹介します!
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ウミカジテラスという最新観光スポットの中にある天然温泉です。露天風呂からは、那覇空港を離陸する飛行機を眺めることが出来ます。
住所:沖縄県豊見城市瀬長174-5
電話:098-851-7167
プールやサウナ、休憩室などがある施設で、サンセットビーチに面しておりビーチともつながっているので、夏場であれば足湯だけでなく色々と楽しむことができます。
住所:沖縄県中頭郡北谷町字美浜2番地
電話: 098-926-2611
沖縄でツーリングをするためには、
の2つからどちらかになりますが、ほとんどの場合はレンタルバイクを利用する方が多いと思います。
最もシンプルかつ時間的にも短縮できるのが、「飛行機で沖縄入りし、現地でレンタルバイクを利用する」という方法です。
ハイシーズンをずらして飛行機+宿泊のパックを利用すれば、最安値であれば一泊二日で1人20,000円代のプランもあります。やはり沖縄は夏がハイシーズンなので、秋〜冬の期間が安く行けます。ツーリングを目的にして海には入らないことにすれば、シーズンをずらしても問題ないですよね。
また、沖縄は電車がないため、レンタカーまたはレンタルバイクでの移動がメインになります。そのためレンタルバイクの利用料金が本州と比べてかなり安く設定されています。特に2日以上のレンタルになると割引サービスもあります。レインウェアの無料サービスなどもあり、お得な感じでレンタルすることもできます。
車社会ということは、各スポットの駐車場も充実しているので、バイクで遊びに行きやすいのが嬉しいですね!
現在、旅客船が出ているのは「鹿児島県」からのみになっています。かつては東京・阪神から旅客船がありましたが、数年前から貨物のみの運行に切り替わっています。
ちなみに鹿児島を出発後、様々な離島を経由して沖縄本島に入ってくるためかなり時間がかかります。船の中だけでも片道2泊は必要なので、時間に余裕がある場合のみに限られます。
本州からだと、そもそも鹿児島まで自走で行くのが大変なので、フェリーという選択肢はかなり限られるのではないでしょうか。それでも、がっつりと時間をとってツーリングができる人は検討してみるのも良いでしょう。
プランを立てるにあたり、沖縄ならではのポイントを抑えておく必要があります。島ということで何となくコンパクトなイメージがあるかもしれませんが、イメージ先行ではなくしっかりとしたプランを立てて行きましょう!
ここでは、ツーリングのプランを立てるための基本情報をお伝えします。
沖縄本島内だけであれば、1日あれば1周出来ます。できますが、単に走るだけになってしまいスポットを楽しむ余裕はないのでつまらないでしょう。
また、離島などもありますが、離島へのレンタルバイクの持ち出しは禁止しているショップが多いです。そのため基本としては沖縄本島のツーリングとなります。
沖縄に旅行に行く人のほとんどがレンタカーで移動しますが、中には普段は車に乗らないペーパードライバーや免許を所得したばかりの学生がたくさんいます。実際に走っていて「危ないな」と思う車も多いです。
それだけでなく、沖縄に住んでいる人の運転も荒く、びっくりするような運転も頻繁に見かけます。
そんな感じで少し「危ない」交通事情でもあるので、ツーリングをする際には普段よりも注意して走ることを心がけましょう。
また、レンタカーは那覇空港から近いところに拠点を置いている業者が多いので、那覇市内に入ると交通量が一気に増加します。特に夕方から夜にかけて、みんなが飛行機で買える時間になるとかなりの渋滞になるので、バイクで走る場合も時間に余裕を持ってプランを立てましょう。
ただ、那覇市から離れれば離れるほど交通量が少なくなります。沖縄に唯一の高速道路も北に行けば行くほど街灯もなくなるくらい閑散としているような状態です。
「飛行機のホテルパック&レンタルバイク」であれば、最も安い時期なら5万円で2泊3日のツーリングが楽しめます。
ただしシーズンによって飛行機代・宿泊費などは変わりますので、事前に移動と宿泊費の確認をしておきましょう。
沖縄は台風が多い県としても有名ですので、やはり台風の季節は避けたいところです。沖縄の台風シーズンは7~9月がピークとなっており、月に平均2個の台風が接近または上陸します。ハイシーズンにも被っているので、避けるにはちょうど良いかもしれません。
ツーリング目的で沖縄旅行をするのであれば、2~4月と11~1月(年末年始を除く)がおすすめです。
沖縄ツーリングでプランを立てる場合、宿泊する場所によってもプランの立て方が大きく変わってきます。宿泊施設が一番多いのは国際通りで有名な那覇市ですが、那覇市に宿泊場所を置くと
ということになるので、実際にツーリングする時間が少なくなってしまいます。そのため、おすすめなのは、
というプランにすることです。国際通りが近いからという理由で安易に那覇市周辺のホテルにするのはおすすめできません。この後モデルコースを紹介するので参考にしてみてください。
ちなみに、宿泊施設が多いエリアはこちらの市町村です。
間違っても国際通りにだけはバイクで行かないようにしましょう。
そもそも国際通りは観光客が多くバイクでまともに走ることは出来ません。バイクを止める場所もコインパーキングもありません。さらに毎週日曜日になると、正午から夕方6時まで歩行者天国になります。
そういう意味でも、ツーリングを目的とする場合は那覇市周辺に泊まるのはおすすめできません。
「国際通り」だけは、徒歩またはモノレールを利用して観光するのが良いので、国際通りを散策したい場合は、
のどちらかにしましょう。
日焼け対策が何よりも一番です。夏はもちろん、冬でも日差しが強いのが沖縄ですので紫外線対策はあなどれません。暑いからといって半袖・短パンでツーリングに出かける人はいないとは思いますが、UV加工のアンダーウェアを準備するなどの対策は必要です。バイクに乗ってないとき用にサングラスも用意しておくのも忘れないようにしましょう。
また相当な汗をかくと思いますので、熱中症対策は万全にしておきましょう。塩飴や経口補水液などを持って出かけることも大切です。
沖縄には米軍基地があるため、アメリカンテイストなお店が多くあります。ハーレーなど普段からアメリカンなバイクに乗っている方におすすめのコースです!
沖縄県は、他県と違いツーリングの楽しみ方も「観光派」「アメリカン派」「グルメ派」に分かれます。景色を楽しみながら走りを楽しむというよりは、目的を絞ってツーリングをするという独特のスタイルになります。
ただし沖縄は観光地としても有名なスポットがたくさんありますので、オンとオフを分けてツーリングを楽しむのがおすすめ!きっと沖縄でしか味わうことが出来ないツーリングタイムになるはずですよ!