雨の日にもバイクに乗るならヘルメットやシールドの雨対策は欠かせません。雨粒で視界が遮られたり、夜には街灯や対向車のヘッドライトによる乱反射でヒヤッとした経験のある方も多いでしょう。また、ヘルメットの内側からシールドが曇ってしまうこともよくあります。
このように、ヘルメットの雨対策をしていないと視界を悪くするだけではなく、雨に気をとられて転倒や事故の危険も高くなってしまいます。
では、具体的にどのような雨対策を行えばいいのでしょうか。
今まで雨対策をしていなかった方もいれば、雨対策をしても満足な効果が得られなかったという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、バイクヘルメット・シールドへの撥水剤の使い方と曇り対策5つをご紹介したいと思います。初めての方でも簡単にできる方法から、より効果的な方法を探している方にも参考になる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧いただき、これからも安全なバイクライフを過ごしていきましょう。
雨対策といえば撥水剤です。シールドに撥水剤を塗れば、走行中の風で雨粒を弾き流すことができるため、安全な視界を確保することができます。
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バイクや車のプラスチックパーツのメンテナンスによく使われているのがプレクサス(Plexus) です。もともとは、戦闘機のためのプラスチック専用整備品として開発されたことは有名な話です。
撥水・コーティング効果:表面にプロテクタントの保護層(撥水加工・防汚・加工・UV保護加工、静電気防止加工)を形成し、大気を遮断します。
洗浄効果:中性でアルコール・アンモニア・研磨剤を含まないので表面を傷つけません。
透明度の回復効果:プラスチック表面のミクロな凹凸や傷をプロテクタントで埋めて平滑化し、光の乱反射を抑えることで透明度を回復しツヤを出します。
引用:プレクサス
Sサイズ(12g): 1,200円(税別)
Mサイズ(198g): 3,000円(税別)
Lサイズ(368g): 4,200円(税別)
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クリーンイノベーターは、自動車・オートバイ・自転車・船舶業界、航空自衛隊での採用実績があり、透過率が向上しますので水族館の水槽にも使用実績があります。
容器を上下によく振る:噴出口を確認し、まっすぐ立てた状態で使用してください。
スプレーする:対象から5~10cmほど離した状態で適量スプレーします。
塗りのばす:乾いたやわらかいウエス、またはスポンジで塗りのばして汚れを除去します。
仕上げに乾拭きする:仕上げにキレイなウエスで乾拭きします。マイクロファイバークロスを使用するとより一層きれいに仕上がります。
引用:ヴィプロス
240ml:2,200円(税別)(マイクロファイバークロス付)
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シールドの内側が曇る一番の原因は、実はシールドの汚れにあります。そのため、曇り止め対策には常にシールドをきれいにしておくことが大切です。曇り止め剤などを塗ったとしても、それ自体が劣化して汚れとなり、曇りの原因となっていることもよくありますので注意しましょう。
ここでは、正しい曇り止め剤の使い方やツーリング先などでも知っておくと便利な曇り止め対策をご紹介していきます。
使用法は曇り止め剤と同じです。
(画像元:Zeibe )参考価格:1,435円(税抜き)(8枚入)
セイベとは、スキーやスノーボードなどのゴーグルや、サバゲーのシューティンググラスの曇り止めを取り扱っているメーカーです。そんなメーカーが開発したバイクの曇り止めが「アンチフォグ」です。
こちらはウェットティッシュ状になっており、シールドの汚れ落としとともに曇り止めも行うことができますので、携帯しておけばツーリング先での使用も可能です。
曇り止め剤やクリーナーは手軽にメンテナンスできたり携帯できる点は便利ですが、効果の持続期間が短かったり手間がかかってしまうため面倒に感じることがあります。
これらのデメリットを解消するためには、シールドシートがおすすめです。
シールドシートとは、シールドの内側にシートを貼り付け二重構造とすることによって間に空気の断熱層を作り、気温差による曇りを防ぐアイテムです。ちょうど住宅のペアガラスのようなイメージです。
このシールドシートには次の二種類があります。
シールドの内側にあるピンに引っ掛けるタイプのシールドシートです。各メーカーからも専用のピンロックシートが販売されていますので一度確認してみましょう。取り付けも簡単で、フィット感に優れています。
ただし、ピンのないヘルメットには装着することができませんので、ご自身のヘルメットを確認の上、購入するようにしましょう。
ピンがないヘルメットの場合には汎用シートも販売されていますので、こちらを用意しましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、台所用洗剤が曇り止め対策として使われることもあります。これは、台所用洗剤に含まれている界面活性剤の効果を利用したものです。
バイクヘルメットの雨対策は、視界の確保にも安全な運転にも大切なメンテナンスの1つです。
シールドの外側には撥水加工、シールドの内側には曇り止め対策をして、雨の日でも安全なバイクライフが送れるように日頃から注意しておきましょう。
ただし、撥水剤も曇り止め剤も塗りすぎは厳禁です。それぞれが劣化したものが汚れの原因となり、撥水力が無くなったり曇りの原因にもなってしまいます。
バイクだけではなくヘルメットも日頃からメンテナンスしておくと、雨の日でも怖い思いをすることがなくなるでしょう。早速ヘルメットを取り出し、雨対策を行なっていきましょう。