静岡県は、何と言っても富士山があるので富士山とその周りのエリアを目当てに多くのライダーが訪れます。それだけでなく、伊豆半島まで足を伸ばしてもツーリングスポットが目白押しで、さらに、熱海、伊豆などの海沿いの温泉街に行けば海鮮グルメも楽しめるという感じで、ツーリング先として絶大な人気を誇ります。
定番スポットはもちろんたくさんありますが、知る人ぞ知る穴場スポットも盛りだくさん。
でもせっかく静岡を走るのであればまずは定番スポットを抑えて、シンプルに「ツーリングの楽しさ」を味わってください。
この記事では、普段あまり静岡に行かないという方や、初心者ライダーでツーリングに行くところを探している方を対象に、ツーリングスポットの定番である
の情報をまとめました。
「ここを抑えれば静岡を楽しめる!」というスポットをまとめたので、静岡ツーリングのプランニングにお役立ていただければと思います!
静岡県は海から山まで名所があるので、海の幸、山の幸を両方楽しめるエリアです。このようにグルメが豊富にあることもツーリングスポットとして人気の理由なのでしょう。今回はその中でも定番のツーリンググルメを満遍なくまとめました。
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明太子の老舗かねふくが運営するめんたいパーク伊豆は2018年にオープンした新しい施設ですが、フードコーナーで食べることができる「明太子おにぎり」がおすすめです。明太子をふんだんに使っているおにぎりは、小腹をみたすのも、昼食として食べるのもちょうど良いです。
大きな駐車場が完備されているので仲間とのツーリングも心配ありません。
住所:静岡県田方郡函南町塚本753-1
電話:055-928-9012
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ライダーのオーナーが営むライダーズカフェで、静岡では知る人ぞ知るお店です。修善寺など観光地が近くにありますが、そこから少し離れた田んぼの中にあります。おすすめは焼きカレー。
住所: 静岡県伊豆市城169-5
電話:0558-83-2661
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静岡県のローカルレストランのさわやかですが、県内に33店舗あり静岡県民に愛されているレストランです。名物は「げんこつハンバーグ」で、ガッツリお肉を求めて県外からもお客さんが訪れます。
休日のお昼時は2時間近く並ぶこともあるので、来店時間には注意した方が良いでしょう。都内から一番近い御殿場インター店が混みやすく、都内から離れれば離れるほど空いているとの噂も。
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天城山のきれいな水で育つわさびを使った「わさび丼」が名物で、人気グルメ番組「孤独のグルメ」でも紹介されたお店として有名です。
わさび丼とは、かつお節がのったご飯の上におろした生ワサビをのせて醤油をかけるだけというシンプルな丼ですが、新鮮なわさびを使うので風味がとても良く、辛さも少ないのでかきこんで食べれてしまうのだとか。とはいえわさびなので、焦らず最初は様子見で少し食べてからにしましょう。
ちなみに、テレビで紹介されたことや、河津桜で有名なエリアということで休日にはとても多くの観光客が訪れるので、かどやさんにはなかなか入れないことも。周辺に何店かわさび丼をいただけるお店があるので、代替案も事前に調べておくと良いでしょう。
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本371-1
電話:0558-35-7290
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「富士宮やきそば」は、静岡県のB級グルメとして有名ですが、その中でも「ゆぐち」は人気店として有名のようです。ツーリングで疲れているといつもより濃い味を求めがちですが、ツーリンググルメとしてはちょうど良い塩加減です。なので車でドライブで来る方には少ししょっぱいかもしれません。
駐車場は完備されていますが、砂利の駐車場なので停めるときや出入りには注意が必要です。車が多くなってくると移動も難しくなるので、道路に近いところに停めたほうが良いでしょう。
住所:静岡県富士宮市万野原新田4032-3
電話:0544-58-4092
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日本平は富士山と駿河湾や港町を一望できる、まさに静岡という絶景を楽しめる丘陵地で、山頂までの道は適度にワインディングなので気持ちよく走れるでしょう。また、麓にある久能山東照宮は徳川家康が祀られている神社として有名です。
日本平までは海老名SAから約130kmの場所にあるので、東京・神奈川の首都圏エリアから日帰りツーリングにはちょうど良い距離感です。
静岡県静岡市清水区草薙
054-334-2828
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日本平は富士山と駿河湾を一望できるスポットですが、滝知山展望台は富士山と相模湾を一望できる絶景スポットです。熱海峠のすぐ近くにある展望台なので、伊豆スカイラインを走るときにはぜひどうぞ!
静岡県熱海市熱海滝地山
国指定の天然記念物になっている標高580mの大室山は、伊豆高原を象徴する存在でもあります。圧倒的な木々の緑とさわやかな空が織りなす景色は、息をのむ美しさがあります。熱海から伊豆半島を南下してきた場所にあります。
静岡県伊東市池
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続いては富士山周辺に足を伸ばして、富士宮市にある「白糸の滝」です。静岡の絶景スポットとしてライダーだけでなく観光客に人気の場所です。富士山の西側に位置し、山梨県側から南下してくれば朝霧高原など涼しい場所を走るので、暑さが続く夏に涼しさを求めて訪れてみてはいかがでしょうか。周辺にいくつか駐車場も完備されているので、複数台で行っても大丈夫です。
また、すぐ近くには音止の滝があり、25mの絶壁から轟音とともに流れ落ちる様子は白糸の滝とはまた違った魅力があります。
静岡県富士宮市上井出273−1
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「ダイヤモンド富士」が見られる絶景スポットですが、ダイヤモンド富士が見られるのは、4月20日および8月20日前後の約1週間!かなり期間が限られているのでツーリングスポットとしてはレベルが高いですが…。そんなレアな絶景を楽しみに行くこと自体がツーリングの醍醐味ですね!
静岡県富士宮市上井出
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道幅も広く爽快なワインディングが楽しめる定番のスポットで、「伊豆スカ」と呼ばれライダーに愛されている名道です。日本百名道にも選ばれており路面状態もよいので、初心者にもおすすめのコースです。
随所に絶景を眺めることができるスポットがあり、内陸側の富士山を一望できるところや、西側の駿河湾を一望できるところではきれいな夕陽を眺めることができます。
静岡県伊豆市
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富士山の麓を走る「周遊区間」と、富士山新五合目まで走ることができる「登山区間」がある富士山スカイラインはですが、「周遊区間」はゆったりとクルージングしたいライダー向けで、「登山区間」はワインディングを満喫したいライダー向けという感じで、どのレベルのライダーでも楽しむことができる道です。
登山区間の終点「富士山新五合目」は標高2,380mの高さを誇り、自家用車で行ける日本最高地点なので、ライダー特有の極みを制したい欲求を満たすことができます。
通行可能期間が、4月下旬〜11月中旬で、そのうち7月10日〜9月10日まではマイカー規制がされるのでバイクで走れる期間は限られてしまいますが、ぜひ、富士山の麓を走りに行ってみてください。
静岡県富士宮市〜御殿場市
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日本観光地100選の1つである「日本平」につながるルートです。富士山や清水港など静岡ならではの美しい風景を楽しみながら走ることが出来ます。ワインディングが楽しめるコースとしても有名です。
静岡県静岡市駿河区
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湖の周囲の長さでいえば日本で3番目に長いのが浜名湖です。絶景スポットや観光スポットも多いので週末になると交通量が多くなるのですが、景色を眺めながら湖畔を走ることが出来るのでツーリングの人気スポットになっています。
静岡県浜松市
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伊豆市から河津町の間にある天城峠を越えることを「天城越え」と言いますが、沼津から下田を結ぶ国道414号線周辺には、修善寺、浄蓮の滝、河津桜の名所、ループ橋などツーリングスポットが多くあります。ツーリングスポットが盛り沢山すぎて日帰りでは全てを周ることはできないですが、何度行っても楽しめる場所です。
ただし注意しないといけないのは「渋滞」です。特に桜の季節や紅葉の季節など自然を満喫する季節は多くの観光客が訪れるので大渋滞は覚悟してください。たとえ時間をズラしたとしても、どこかのタイミングで渋滞にハマってしまいます。
なので、平日に動ける方はぜひ平日に走りに行っていただくと、ゆったりと楽しめるでしょう。
静岡県沼津市〜下田市
静岡県は熱海・伊豆など温泉エリアが充実しており、そのため足湯もたくさんあるのが魅力です。ツーリングで長時間運転していると疲れやすく、特に冬は体が冷えるので体力も奪われがちですが、その対策として足湯を有効利用して疲れを癒したり体を温めたりしながらツーリングをするのはおすすめです。
温泉天国ということでいろいろなところに足湯施設があるのですが、ここではバイクでも行きやすい道の駅に隣接している足湯を紹介します。
※道の駅に限らずバイクを停めることができる足湯スポットはまだまだあります。「静岡県の足湯スポット」こちらの記事ではその他の足湯スポットを紹介しているので参考にどうぞ。
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伊東マリンタウンは、伊東の海沿いにある道の駅で、遊覧船があったり日帰り温泉施設があったり、1日中楽しめるくらい施設が充実している道の駅です。
足湯は全長43mのとても長い足湯で、相模湾を眺めながらゆったりと入ることができます。
お食事処やお土産屋さんも充実しているので、足湯だけでなくしっかりとした目的地としてツーリングのプランに組み込める道の駅です。
住所:静岡県伊東市湯川571-19
料金:無料
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富士山の麓にある道の駅すばしりの足湯で、無料で利用することができます。富士山を眺めながらゆったりと入ることができます。ただし、残念ながら冬季は足湯はお休みとのことなので、春秋に訪れると良いでしょう。
住所:静岡県駿東郡小山町須走338-44
電話:0550-75-6363
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国道414号線から駿河湾寄りに外れた場所にある道の駅です。田舎の海沿いにあり正直おすすめポイントは少ないですが、人気モトブロガーのせんちゃんが動画内で紹介している道の駅です。少しマニアックな道の駅ですが、あえて有名観光地から外れるのもツーリングだからこそできる楽しみではないでしょうか。
住所:静岡県沼津市戸田1294-3
電話:0558-94-5151
静岡は見所満載のスポットです。日帰りツーリングも可能ですが、ゆっくりと静岡の魅力を味わいたいのであれば1泊2日のスケジュールがおすすめです。
一般道を使って日帰りツーリングを楽しむのであれば、5000~6000円は見ておきましょう。ただし名物のうなぎ料理や海鮮料理を楽しみたいのであれば、1万円は予算として組んでおいた方が良いです。
1泊2日のスケジュールであってもキャンプツーリングであれば、1~1.5万円を目安に予算を組むと良いでしょう。
キャンプを使わず24時間営業の温泉施設を使うという方法もありますが、食事代が割高なので予算と相談しながら決めるのがおすすめです。
景色の美しい静岡路は、ツーリングスポットとしては人気のエリアです。全体的には路面の状態も良いのですが、場所によっては荒れた道もあります。景色に気をとられてしまっていると、ハンドルを取られてしまいます。
また見通しの良いルートも多いため、ついスピードが出過ぎてしまいがちです。緩やかなカーブであってもスピードが出過ぎてしまうとかなり危険です。
山間部のコースが多い静岡県では、春から秋にかけてツーリングのシーズンを迎えます。夏は天然のクールスポットも多いので良いのですが、春と秋は朝・夕の冷え込みが厳しいこともあります。
また標高の高い位置にあるルートは、夏でもかなり肌寒く感じます。普段の装備品に防寒着をプラスするようにしましょう。
静岡は関東からのアクセスも良くて、伊豆や富士山周辺などツーリングスポットも盛り沢山です!バイクノリドットコムでこれまで行ったツーリングスポットとモデルコースを動画で紹介します!
人気のモトブロガー「せんちゃん」がおすすめするスポットを巡るツーリングコースです。
https://www.youtube.com/watch?v=Gd39gv-VH4Y
静岡に来たら、ぜひとも立ち寄っておきたいのが「ヤマハ歴史館(コミュニケーションプラザヤマハ)」と「スズキ歴史館」の2つです。
どちらもそれぞれの歴史を知る貴重な体験が出来ます。
静岡は、絶景あり・グルメあり・秘湯ありの魅力たっぷりのエリアです。もちろん霊峰・富士山を眺めるルートはどれも景色が良く、いつまでも走り続けていたい気分になります。
日帰りツーリングもいいですが、朝焼けや夕日を受けた神々しい富士山の姿を見るならゆっくりと1泊してみるのもおすすめ!
ぜひ日本一の山・富士山の雄大な景色を楽しみながら静岡ロードを楽しんでくださいね!