バイクで旅できる喜びと、旅のルートをシェアします。今回は横浜から長野まで走ってきました。
長野県は何と言っても美しい自然が見どころです。日本アルプスを目の当たりにしたときの高揚感がたまりません。どんな旅になったのか、さっそくお届けします。
この計画で旅を実行しました。実際の走行もこのプランニングに近いタイムスケジュールで走ることができました。一つの指標にしながら渋滞など状況に応じてルートは変更していくとよいでしょう。
集合場所は当日集まる人数や行き先に応じて選びます。例えば、海老名サービスエリアは知名度も高く間違えにくい場所でもあります。ただ、広いのでどこに集まるのか具体的に情報を共有しておくことが必要です。
朝4時半に集合し、5時になる前に全員揃ったのでいざ出陣です!
元気よく出発しのたはよかったのですが、圏央道の入り口を逃してしまいルート設定し直しです。なんとその後も3度道を間違うハプニングです。新しい道が開通していたり、標識看板が読み取りにくかったりなど諸々重なってしまいました。
それでも次の談合坂には予定より5分遅れで到着することができました。早起きするとこうしたエラーがおきても余裕で対応することができます。
6時15分。朝練もたっぷりししたわりにほぼ時間通りに到着しました。ここは他の仲間との第二集合場所に設定していました。
東京方面からくる仲間は、談合坂の方が集まりやすいと思います。無事に合流できたのでちょっと一服したら出発です。
アニメ『君の名は』の舞台に場所の一つが諏訪子です。朝の新鮮な空気が漂っていました。遠くの山にはほのかに雲がかかり幻想的な景色です。
サービスエリア内もすでにオープンしたので、ちょっと腹ごしらえをしました。パン屋、まんじゅう、軽食レストランなど気になるものがたくさんありますが、ここで食べすぎてしまうのは禁物です。数時間後にはおいしいお蕎麦が待っているのですから。しかも大盛りの。
とはいえ、適度にエネルギーを補給することで長い走行にも体がついてきてくれます。水分補給もしっかり行っておきましょう。
松本城からは少し離れたところに、バイク専用の駐車場が設けられています。『松本市営松本城大手門駐車場』に馬を預けたら松本城へ向かいます。
朝の城下町を眺めながらの散歩は気持ちがよいものです。この日は8月18日で真夏日です。が、朝はまだ比較的涼しく快適に過ごすことができました。
『大名町大手町井戸』と書かれたスポットでは、水が流れているため暑いときなどには手を洗ったり、ハンカチを濡らしたりなどちょっと涼むことができます。
烏場とも呼ばれる、黒いお城が姿を表しました。国宝でもある『松本城』の佇まいはやはり素晴らしいものです。
開場から間もなかったためか、並ぶこともなく入場することができました。高さ29.4メートル、5層からなる城に突入です!
大人 | 小・中学生 | 備考 | |
---|---|---|---|
個人 | 610円 | 300円 | |
団体 | 550円 | 270円 | 20名以上、99名まで |
480円 | 240円 | 100名以上、299名まで | |
420円 | 210円 | 300名以上 |
小学生未満は無料で入場可能です。
急斜面の階段を登り、各階を順番に見て回ります。日本の鉄砲の歴史を学べる展示品が並んでいました。
鉄砲が日本に伝わって以来、日本は独自の鉄砲技術を発展させてきたことがよくわかります。大きさの異なる鉄砲玉を眺めていると、その時代の誰かがハンドメイドで作っていたのが伺えます。
窓の景色からは、城下町を望めます。その昔は、極限られた権力者のみがこの景色を見ることができたのでしょう。
今でこそ国宝の『松本城』が過去に安値で売られていた事実も天守閣の解説に記載されています。そして、市民の熱い想いから、資金を集め買い戻しに成功しています。
実は、松本城を含め現存する城は全国に12城しかありません。そのほかはリノベーションにより建て直されていたりするものがほとんどで、だいたいは城跡しか残っていません。
戦でつぶされたり、また世界大戦の戦火に巻き込まれたり、軍の施設にしようされたり、軍資金集めのために安く売られたりなど、あらゆる時代をくぐり抜け存在していることを知ると、また感慨深さもあります。
天守閣を堪能して、外に出ると『殿と姫』が待ち構えています。ここで記念撮影をすればよい思い出になります。姫も撮影後には「ありがとぅのぉ」と見送ってくれました。
外堀から眺める堂々たる松本城の絵も非常によい撮影スポットですが、こうした来場者を楽しませてくれる仕掛けも旅人には嬉しいポイントです。
松本城の姫に気を取られてついつい長居をしてしまい、知らない間に時間がすぎていました。そのためルートを変更して、まずはお蕎麦屋さんの『くるまや』に向かうことにしました。
オープンは11時からですが、到着した時はすでに席は満席で少し並んでいる状態でした。席に座れたのは11:30ごろです。
朝4時出発してから7時間も経過していることもありお腹も空いています。『気狂いそば』という大盛りのレベルを超えた大盛り蕎麦も一瞬選択肢にあがりましたが、2人前の蕎麦にとどめ、オプションでエビ天を注文しました。
美味しい蕎麦をお腹いっぱいに堪能することができます。気取ることのない、ファミリー向けのお店ですが上品な味わいで楽しい蕎麦の時間を過ごすことができるよいお店です。
当初の予定では、お蕎麦やさんの前に立ち寄る予定だった場所です。ここのおやきは、ありきたりに道の駅にあるおやきとは別物と考えたほうがよいでしょう。
野沢菜、卯の花、ひじき、やさい、おぐらなど各種商品があるのですが、どれを食べてもあたりです。家族へのお土産に持ち帰ったのですが、一晩にして売れ切れるほど好評でした。
數十分前にあれほどの蕎麦の量を平らげておきながら、小倉をたべてしまったのです。満腹だったのですが、それでもおいしくついつい食べてしまう始末です。
時間的にすこし余裕があったので寄り道です。せっかくなので、長野の大自然にも触れたいということで『烏川渓谷緑地』に立ち寄りました。狙っていったわけではなく、たまたまたどり着いたところがここでした。
走行中に『名水』の看板を見かけたような気がしたので山道を入っていくとこんなに美しい川が流れています。
子供達が川で遊ぶ風景も情緒がありよい景色に遭遇することができました。名水まではその先まだ進まねばならなかったので諦めてここから一気に横浜にむけて帰ります。
この時間であれば、まだギリギリ渋滞を回避できそうな時間です。が、渋滞情報をみるとなにやら徐々に道が赤く表示されています。
帰り道は、暑さと満腹感で一時眠気に襲われたので細かく水分補給とカフェインを注入しながら中央道を抜けて無事に横浜まで帰ることができました。昼の早い時間帯に、長野を後にすることができたので大きな渋滞にひっかかることなく帰ってくることができました。帰宅したときの充実感といったらたまりません。
早朝からしっかり走って往復約450km。夏にはなかなかシビれる距離ですが、こまめに水分、塩分、適度な食事を摂ることで体力を最後まで残しながら旅をすることができます。