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250ccと400ccはどっちがいい?迷ったときのたった1つの選び方

2020.2.21
ステイライダー編集部

250ccと400ccで迷ったときのたった1つの選び方

250ccと400ccで迷ったときは、自分は何を重視したいかを考えてみましょう。そして重視するポイントは大きく分けて3つあって、

  1. かっこよさ選ぶ
  2. バイクの性能で選ぶ
  3. 値段で選ぶ

この3つの基準をもとにバイクを選んでいただければと思いますが、バイクノリドットコムがおすすめする選び方は

  1. かっこよさで選ぶ

これに限ります。

バイクを買うのが初めての方であれば、加えて「国産で高年式」だとなお良いです。

多くの方は一生のうちに何台もバイクを乗り換えることは無いと思います。一生バイクに乗り続けると思って免許を取った人でも、人生のタイミングの中でバイクを降りなければならないこともありますし、そのような方もたくさんいます。

限りないバイクライフですので、自分が乗りたいバイクに乗って存分に楽しんでいただきたいというのが私たちの思いです。

バイクに対する価値観の違い

また、バイク全盛期を駆け抜けた先輩ライダーと、これからバイクライフを楽しんでいく若者や2020年代にバイクに乗り始めた方とではバイクに対する価値観が全く異なるように感じます。一概に一括りにするのは乱暴ですが、バイク全盛期のライダーは「スペック重視」で、特に速さを重視する傾向があります。

一方で、若者世代のライダーは「スタイル重視」でバイクを選んでいると感じます。バイクに限らず、時代的にも様々な価値観が受け入れられてきて、自分のスタイルを楽しむ人が多くなってきているので、バイクの選び方にも現れているのだと思います。

「あこがれのあの人が乗っているから」
「あのレーサーとの真似をしたい」
「かっこいいライダーになりたい」

というような考え方ですね。そこには「速いバイクが偉い」という価値観もなく、自分のスタイルを追い求めている。そして、自分のバイクライフを確立している人がかっこよくて憧れの対象になるような背景があります。

バイクはあくまで趣味ですので、その趣味は自分が思うようなスタイルで楽しめば良いと思います。もし、あなたがバイク選びに悩んでいるとしたら、そういった視点からバイクを見てみるとこれまでと違った発見があるかもしれません。

どっちがいいか迷ったときは実物を確認してみる

いろんなバイクをみて、いろんなバイクに魅力を感じてしまうこともあると思います。ネットでいろんなバイクを見ているとあれもこれもかっこよく見えてきますよね。

画像や映像だけでは掴みきれないところもあるので、迷ったときのバイク選びのポイントとして「実物をみる」ことをおすすめします。

実際に見たときの大きさ、形状、オーラ、は画面の中では感じとることはできません。かっこいいと思っていたバイクも自分の目でみると思っていたのと違う、ということも多々あります。

バイクディーラーや中古バイクショップなどに足を運んでみると、自分が目当てとしていたバイクと違うバイクもたくさん展示されています。いろんなバイクを比較してみるとそれぞれの良さが見えてきて、いろんな気付きがあることでしょう。

実際にまたがってみる

バイク屋さんに足を運んだら、せっかくですので実際にバイクにまたがって感覚を確かめてみましょう。いろいろなバイクに乗ってきた方であればバイクをみただけでなんとなくまたがった感じがわかると思いますが、初めてバイクを買う方や1台しか乗ったことがないという方は、必ずまたがってみてください。

「思ったよりもハンドルが遠くてハンドルを切るのが大変そう」
「前傾姿勢になりすぎて体勢がつらい」
「足つきが悪くて乗りこなせないかもしれない」

というような発見があると思います。

ディーラー、中古バイクショップ共に、店員さんに言えばまたがらせてくれるので、遠慮せずにトライしてみてください。

試乗してみる

さらに、またがるだけでなく実際に試乗して運転してみると、もっとたくさん気付きがでてきます。乗ってみて操作して初めて感じることができるのがバイクですので、チャンスがあれば積極的に試乗してみてください。

ディーラーが会場を借りて敷地内を走る試乗会や、公道を走る試乗会など、各店舗様々な試乗会を企画しているので、ぜひ参加してみてください。

250ccと400ccの違いを解説

ここまではバイクの性能というよりはスタイルや乗り味という視点からの選び方をご紹介してきましたが、ここからは250ccと400ccの数字的な違いや、実際の感覚をもとにした違いをお伝えします。

スペックの違い

大きさの違い

排気量の違い

維持費の違い

税金関係

車検の有無

本体・パーツの値段

250ccの楽しさは「バイクを乗りこなしている」実感

ここからは、250ccバイクのオーナーである僕が実際の体験談を元に250ccと400ccの違いをお伝えしていきます。

所有しているバイクはKawasakiのNinja250R(2009年式)です。400ccのバイクを所有したことはないのですが、HONDAのCB400SBと、YAMAHAのドラッグスター400をレンタルバイクで長距離ツーリングをしたことがあるので、それを元にした比較になります。

楽なのは400cc

250ccでよく言われるのは、高速道路やロングツーリングがつらいということ。僕自身は高速道路もガンガン走りますし、ロングツーリングもたくさん行くようなバイクライフなので、つらいかもしれないけど全然イケるよ、という感覚でした。

ですが、沖縄旅行の際にドラッグスター400をレンタルして2日間走ったときに「400ccめっちゃ楽!」と、とても感じたのが印象深いです。

Ninjaと比べて、ドラッグスターは姿勢が楽というのもありますが、アクセルを回したときのパワーがあって、2日間走っても全然疲れなかった感じです。その2日間はずっとタンデムで二人分の体重がかかっていましたが、それを感じさせない安定感もありました。

普段からロングツーリングによく行くので「ドラスタ400買おうかな」と思ったほどです。

ただ、その分車体が大きく、重くなるので取り回しや街中での小回りには慣れが必要かなと感じました。その点、250ccは軽くてスイスイ走れるので良いですね。

乗りこなしているのは250cc

400ccのパワーだとアクセルを回し切ることもなく、ギアも4速ぐらいまであれば十分走れてしまい、このマシンを最大限使っている、という感じではありませんでした。ちなみに僕は大型免許も持っているのですが、大型バイクもそのような感じですね。

その点、250ccのバイクはアクセルを回し切って、ギアも6速まで使い切って走るので、

「このマシンを乗りこなしている感」

はとても感じられます。

また、車体が軽い分、自分が思うように動いてくれるので、その点でも乗りこなしている感じがします。もちろん、400ccでもライディングテクニックが上達すれば思い通りに乗りこなすことができると思いますが、初心者ライダーは250ccバイクの方が乗りやすいと思います。

250ccで良かったこと

僕がNinja250Rを買った理由は「激安だったから」という理由で、どうしても欲しくて買ったというわけではありませんでした。予算的にこれが妥協点だったという感じです。それでもたまたま250ccのバイクからバイクライフをスタートさせることができてとても良かったです。

一番良かったことは、バイクの挙動と基本を覚えることができて乗るのが上手くなったことです。軽くて乗りやすく、色々と試しながら乗ることができて、自分でも上達したことを実感できました。最初から400ccのバイクだったら、もしかすると乗りこなせないまま時間が過ぎてしまったかなと思います。

上達した実感があって苦手意識もすぐになくなっていったので、積極的にバイクに乗ろうと思えるようになったことも、今振り返ると良かったですね。

一時期、Ninja ZX-9Rに乗っていたこともあるのですが、大型バイクの取り回しや乗りこなしが難しくて、バイクに乗るのが億劫になってしまった時期もありました。せっかく買ったのに乗らずじまいだともったいないです。バイクライフはバイクに乗ってなんぼなので、そうなるぐらいなら250ccで乗りやすいバイクを買った方が趣味を存分に楽しめるだろうと思います。

あとは、車検がなく税金も安いので、維持費が最上限に済んでいることも良かった点です。400ccであればまかなえる範囲と言われていますが、特に若いライダーであれば少しでも安く済ませたいだろうと思いますので、その点、250ccは魅力ですね。

250ccオーナーとして実体験を元に比較してきましたが、最初は250ccから始めて良かったですが、3年間で約20,000km走ると、結構走ったなという感覚もあり、そろそろ大きなバイクも欲しいなと思うようになりました。性能的な面でも大型バイクに魅力がありますが、それよりも自分が本当に欲しいと思ったバイクがKawasakiのZRX1200DAEGで、大型バイクだったということで、“スタイル重視”で次のステップを目指そうと思います。

250ccと400ccで迷われている方、いかがでしたでしょうか?今回の記事をぜひ参考にしていただき、まずはバイク屋さんに足を運んで五感でバイクを感じてみてください!

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