ピーター・フォンダとデニス・ホッパーが共演する映画『イージー・ライダー』。この映画でハーレー乗りの印象が強烈に印象づけられたと言っても過言ではありません。
とくにピーター・フォンダが着用していたアメリカ国旗がモチーフになっているヘルメットは多くの人の脳裏に焼きついているのではないでしょうか?私もそのひとりで、イージー・ライダーという映画でバイクの旅に目覚めたようなものです。
今回、ここではハーレに似合うヘルメットをフルフェイス、ジェットなどヘルメットの種類別に見ていきながら、ハーレー乗りのあなたにぴったりのヘルメットが見つかれば嬉しいです。
ヘルメットもバイクと共にレースや法規制を経て姿形を変えながら進化してきました。用途やスタイルに応じて、好みの種類から選んでみましょう。
バイクのヘルメットには大きく5種類の形があります。
頭全体を覆うので安全性は抜群です。その分開放感は少な視界も狭まりますが、レースで叩き上げられたハイスペックなヘルメットが存在します。中でもArai と SHOEI は世界トップクラスです。ハーレー純正にも、Araiのヘルメットが存在します。
顔以外の頭を覆うタイプです。顔面部を覆うシールドの脱着が可能なタイプもあります。開放感と安全性のいいとこ取りをした形です。ハーレー乗りに最も親しまれているヘルメットともいえるでしょう。白バイ隊員もジェットタイプを使用しています。
頭部だけを覆うので開放感はとてもあります。しかし、覆われていない部分がほかのヘルメットに比べ少ないため、小型バイクに限定された規格となります。購入時には必ず排気量に適合しているか確認しましょう。『半ヘル』とも呼ばれています。
フルフェイスモードとジェットモードの2パターンに切り替え可能です。顎の部分を持ち上げれば、たちまちジェットヘルに変わります。フルフェイスでありながら、ジェットヘルの開放感を得られるのがメリットです。
頭全体を覆うので安全性は高いと言えます。フルフェイスと違うのはシールドがなく、ゴーグルになるという点です。ゴーグルを着用しても隙間から風や雨の侵入はやむをえません。いわゆるハーレーのスタイルというよりも、山道や泥道を走るオフロード向けにデザインされたヘルメットですが、トラックレースやスタントでも活躍するハーレーも多く存在します。
ゆる過ぎず、きつ過ぎず。自分の頭の形に合うものでなければ、走っている間ずっと不快感が伴います。この不快感は、なかなか我慢するのも辛いので必ずフィットするものを選ぶことことを強くおすすめします。とくに遠出したいライダーはなおさらにフィットするものを選ぶことが最優先事項です。
各メーカーによってサイズの規格が違うので試着をしてみましょう。試着をする前に、まずは頭のサイズを知ることからはじめるとスムーズに選ぶことができます。
メジャーを用意し、であなたの頭の周囲を測定します。額、後頭部のもっとも出っ張っている部分をぐるっとメジャーで測ります。メーカー規格から割りだわれたサイズを実際に着用してみて、最もフィットするものを選びましょう。
バイク用品専門店ではメジャーを用意してくれているお店が多く存在します。デザインも大切ですが、サイズを間違えると本当の安全性を発揮できなかったり疲れの原因となります。デザインよりも、まずはフィット感を優先することをオススメします。
もしヘルメットの選び方を詳しく知りたい場合は『初心者ライダーへ、ヘルメット選びに悩んだらまずこれを読んでくれ』にヘルメットメーカー、さらにはおすすめのモデルまで網羅しています。ぜひ読んでみてください。
ヘルメット選びに、覚えておくと便利な用語です。お店やインターネットショッピングで、スペックやオプションを選ぶ際に頻繁に出てくるものを記載します。
フルフェイス、ジェットタイプに装着されている風や雨、昆虫や石など飛来物から顔面を保護する役割があります。用途に合わせてカラーバリエーションが多数あります。
ヘルメットのうち側に装着されている頭部を守るためのクッション材です。洗浄用に取り外しのできるタイプと取り外しのできないものがあります。
日よけの役割があり、主にジェットタイプに装着されるものです。オフロードタイプには、泥よけとしての役割もあります。
フルフェスやジェットタイプのシールドとは別に、うち側に潜む隠しサングラスとして機能します。
ライダー同士が走行中の会話を楽しめる小型の機械です。ヘルメット内に、イヤホンとマイクを取り付け、機種によっては音楽も聞ける機能付きのものもあります。ジェットヘルメットには、マイク付きが便利です。
<人気インカムTOP2>
例えばビンテージバイクにはジェットスタイルがよく似合うヘルメットはこちらの2アイテム。
風を切りながら爽快に走るクラブバイクならクラシカルなフルフェイスでキメたいライダーにおすすめのヘルメットはこちらの3アイテム。
ロケットカウルにセパハン。ヴィンテージなレーサースタイルにはジェットスタイルでオシャレな装いを楽しみたいライダーにおすすめはこちらのアイテム。
アメリカのバイクに乗るのであればやっぱりアメリカ製で揃えたい。そんなライダー向けに代表的なアメリカンブランドを5社を紹介します。
やはり、ハーレーに乗っているならハーレーで揃えたい。そんなライダーにはーレーダビッドソンはちゃんとオリジナルデザインでヘルメットアイテムを用意しています。ハーレーのディーラーショップにも並んでいます。
公式ページ:Harley Davidson 公式通販サイト『ヘルメット』
この絶妙な形はいつまでも廃れることはありません。ハーレー乗りの定番アイテム。
公式ページ:BELLの販売代理店
レーシングヘルメットも多数生産。バイクに限らず4輪でも活躍するブランド。なんといってもこの男前な顔つきが特徴的。
公式ページ:SIPMSONヘルメット正規販売店
デザインセンス抜群のブランド。緻密なデザインでありながら野生児的な要素も演出している。
公式ページ:ICONヘルメット正規販売店
シンプルなヴィンテージデザイン。おしゃれに決まるクラシックスタイルのラインナップ。
取り扱い店:MOTO PARTS
ハーレーを乗りこなす女性が増えてきています。女性の雰囲気によく似合うエレガントさを兼ね備えた胸キュンヘルメットブランド、3社を紹介します。
FGTRというモデルパイロット風のヘルメットが印象的。
パリの洗練されたデザインの数々。オシャレ度はNo.1ではないでしょうか。
取扱店:Motorimoda
ヴィンテージをモチーフにシンプルでおしゃれなカラーバリエーションが多数。
取扱店:HD-PARTS
ゴーグルスタイルはヴィンテージのイメージが強くありますが、現代的なアレンジも楽しめます。ゴーグル選びもまた楽しみの一つとなるでしょう。
BUCOのヘルメットは、いまやヴィンテージコレクターの中でも高額取引される伝説のヘルメットメーカーです。レプリカをトイズマッコイがリリースしています。
過去にも、イージーライダーでピーター・フォンダが使用していたヘルメットのレプリカも限定製作していたこともあります。詳しくは『ハーレーに似合うヘルメット『Bucoヘルメット』の歴史』にて歴史的な資料とともに紹介しています。
女性ライダーも増えていることもあって『カワイイ』製品も各メーカーからリリースされています。決して多くはありませんが、ライダーでなくとも思わず手に取りたくなるデザインに注目です。量販品店でも、女性向けアイテムコーナーをよく見かけるようになりました。
割り切って、目元だけのメイクで済ませるライダーも多くいます。とはいえお化粧もせずに外出することへの抵抗感が拭えないのも女性の正直な気持ちとしてあるでしょう。試行錯誤であらゆる対策がとられているようです。詳しい情報については『バイク女子におすすめな髪型3選&ヘアスタイル崩れ対策4つの方法とは!?』にて紹介しています。ぜひ読んでみてください!
顔や頭に密着しているため、洗濯ができるものがやはり便利です。インナーパッドが取り外せるものが便利です。とはいえ、取り外せないものそのままじゃぶじゃぶ洗うことができますが、その際には十分に乾かしておきましょう。
ヘルメットの洗い方については『バイクヘルメットの洗い方パーフェクトガイド!キズ修復や虫汚れ除去、インナーの洗浄方法まで』の記事で詳しく紹介しています。
バイクライフを送る中で、たまには雨にふられることも十分にありえるでしょう。雨のシーンでは、シールドが曇ったり、雨のしずくが視界を遮ることもあります。そんな時に便利なアイテム、2つを紹介しておきます。
この二つのアイテムで、雨の日のシールドの外側は撥水加工で雨を弾き、内側は曇り止め剤により極端な曇りによる視界悪化を防ぐことができます。
日本のライダーがハーレーにカルチャーショックを受ける最初のポイントの一つでもあります。ハーレーにはヘルメットホルダーが標準装備されていません。アメリカ的に、ワイルドにシーシーバーやミラーにかぶせておくのも絵になりますが、盗難も気になります。
Kijimaさんからハーレー用にヘルメットホルダーの汎用製品もあるのでこちらも確認しておきましょう。
<STAY RIDER一押し!メットホルダーアイテム>
長旅のよき共となってきたあなたのヘルメットも使い続けると汚れてきます。定期的に洗濯をすることで臭いやカビを防ぐことができます。
洗い方はいたってシンプルなので、もしまだ一度も洗ったことがなければぜひ一度チャレンジしてみてください。
インナーパッドが脱着可能なものであれば取り外して手洗いか、ネットに入れて洗濯機で回すだけです。
もし取り外しができない場合は布に中性洗剤を薄めた水を含ませ内装をたたくように拭きます。最後に水だけを含ませた布で洗剤をしっかりと拭き取っておきましょう。
臭いが気になる程しているのは、菌の繁殖が原因と考えらます。天気のよい日に、しっかり乾かすのが何よりの対策になります。
もうひとつの臭い対策としてデイトナのヘルメット専用の消臭機があります。
使い終わったらここにあなたのヘルメットを置いておきます。プラズマクラスター技術で消臭・除菌をしてくれるアイテムもあります。
<STAY RIDER一押しの消臭アイテム>
まずはハーレーに似合うかどうか、そこからスタートしたらあとは実際に被ってみて自分に似合えばOK
!ってくらいラフにワイルドに選びたいですが、絶対に外したくないポイントは安全性です。ビンテージヘルメットも確かにかっこいいのですが、新品のヘルメットほどの防御力を備えていません。
またアメリカメーカーのヘルメットを選ぶ時には、必ずアジアンフィットといってアジア人向けの頭にフィットするように設計されたものを選ぶことをお勧めします。
頭に合わないヘルメットほど苦しいものはありません。過去にも輸入ヘルメットを買ってしまって、毎回のツーリングで頭痛に苦しんでいました。その経験からも、自分の頭にフィットするものをぜひ選んでもらいたいと思います。
いいヘルメットが見つかるといいですね。GOOD LUCK!
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